2011年12月30日金曜日

その3

James FerraroのFar Side Virtual。

James Ferraroはいつも曲名が良くって、信頼している。コンセプチュアル、というか象徴上手なのかな。Google Poeises(グーグル詩)という曲が一番好きです。リゾートホテルのテレビから流れてくると、良い感じだと思う。

Mark FellのPeriodic Orbits Of A Dynamic System Related To A Knot。

Mark Fellのニュー。近年の電子音楽の中で、Mark Fellはかなり良いと思う。ジャケットを飾る、奥さんが庭仕事で傷つけてしまった指の写真も素敵です。名作、Multistabilityのアウトテイクなどが収録されています。Editions Megoは良いレーベルだなぁ。


2011年のベスト3は、
1.木下美紗都 - それからの子供
2.The Caretaker - An Empty Bliss Beyond This World
3.James Ferraro - Far Side Virtual
(今思うと、A Winged Victory For The Sullenはとりあげなくてもよかったかな。そんなに聞いてないです。)

曲のベストは、田中仮雄 feat D.K.X.OのLocal Distanceで決まり!

2011年12月24日土曜日

見たい、見る映画

オーディトリウム渋谷にて、サウダーヂのオールナイト上映。1/14にジャ・ジャンクーの世界を併映。
http://a-shibuya.jp/archives/2023

名前の無い男がとんでもなく面白かったワン・ビンの無言歌は、ヒューマントラストシネマ有楽町にて上映中。
劇場で観た予告編に震えました。今一番楽しみな映画です。
http://mugonka.com/


予告編が良いのは何故だろう。本編と予告編では自分の中の収まる場所が違っていて、比べられないような気もするけれど、予告編のほうが印象に残ることも多い。本編が物語や世界として在り、予告編は物や楔として在るからなのか。(予告編のその短さゆえに、長く続く本編よりいっそうフィルムのノイズ・その物質性を感覚する)
撮影や上映が完全にデジタルに移行すると、予告編の存在感も違ったものになるのかもな。

2011年12月8日木曜日

その2

木下美紗都のそれからの子供。

瀬田なつき監督の彼方からの手紙を見て、彼女の歌、音楽に魅せられ、すぐさまファーストアルバムを購入しました。以来ファンです。それからの子供は、蓮沼執太フィルのプレイヤーを交えてのセカンドアルバム。
このアルバムの中のセーラー、という曲が特に気に入っています。銃はひとりでに暴れだす、と歌うところで、ぐっと集中し緊張するように思う。これは、映画の中に銃を持った人物が現れるのと同じ効果だ、と感じました。言葉とそのイメージ、音がはなればなれになっていない。せめぎあい、認めあっているよう。
ライブもとても素晴らしかったです。発熱(傾斜していく心に 冷蔵庫の音が混ざる、という歌詞がある)、という好きな曲も聞けたし、それに続く曲は前述したセーラーで。感動しました。スチャダラパーの彼方からの手紙のカヴァーも楽しかった。
今年一番のアルバムです。おすすめです。

ライブの帰り、見に行って良かったなあ、と良い気分でいたんだけど、電車で寝てしまい、駅を降り過ごしてしまい…見知らぬところへ放り出されてしまいました。線路づたいに家を目指そう、と歩き出すも、住宅があったり田んぼがあったりで上手く行かず、遠回りをしたり線路の上を歩いたりしながら、なんとか二駅ぶん歩きました。へとへとのところ、24時間営業のファミレスがあったので、入店。コーヒーをおかわりしながら、朝まで本を読み、過ごしました。その日は、せっかくの一日が台無しになってしまったな、と残念に思っていたけど、今となっては良い思い出です。夜はけっこう明るい。

2011年12月5日月曜日

欠け

今月のカレンダーですが、作る気持ちにならず、もう辞めにします。今月まで作ればきりがよかったんだけど‥まあ、いいか。
今までプリントしてくれた方、気にしてくれた方、どうもありがとうございました。