2011年9月19日月曜日

鏡派

彼らは、…われわれの見るものすべて誤謬であることを論証するためにコリント前書第十三章第十二節(「今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧なり」)を引きあいに出した。

ボルヘス - 神学者たち
金曜日、フィルムセンターに映画を見に行きました。エプステインのアッシャー家の末裔と、ムルナウのファウストの二本。アッシャー家の末裔のほうが好みで、染色されたフィルムの色、映像がすごくきれいだった。屋敷の廊下の長いカーテンが揺れるのを、スローで映しているのとか良かったな。あと同じくスローで映していた、本棚の扉が開いて本がこぼれるように落ちていくカット、これがシャイニングのエレベーターの扉から血が流れ出るカットに似ていると思った。

帰りに強い雨に打たれる。

昨日と今日とで、ラングの死刑執行人もまた死す、リヴェットのMの物語、黒沢清の叫をそれぞれ家で見ました。どれも面白かった。

2011年9月14日水曜日

田中仮雄 - Local Distance feat. D.K.X.O

2011年9月7日水曜日

見に行きたい映画のメモ

9/3〜9/16
ソフィア・コッポラ SOMEWHERE/ロスト・イン・トランスレーション 目黒シネマ
9/9〜9/16
ガレル、ゴダールなど 世界の映画作家たちpart2 新文芸座
9/10〜9/25
デプレシャン、スコリモフスキ、ガレルなど 第15回カイエ・デュ・シネマ週間 日仏学院
9/13〜9/18
グリフィス、ムルナウ、ドライヤーなど シネマの冒険闇と音楽2011 東京国立近代美術館フィルムセンター
9/17〜10/15
ヘルツォーク 特集上映 下高井戸シネマ
9/17〜
ジョン・カーペンター ザ・ウォード 監禁病棟 銀座シネパトス
9/19
森﨑東 ニワトリはハダシだ/生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 新文芸座
9/30
モーリス・エンゲル 小さな逃亡者 アテネフランセ
10/1〜
瀬田なつき 5windows ジャック&ベティなど
10/8〜10/14
ワン・ビン 特集上映 オーディトリウム渋谷
10/14
テヴフィク・バーシェル 40㎡のドイツ アテネフランセ
10/15〜11/4
オゾン、デプレシャン、アサイヤスなど フランス映画の現在 シネマヴェーラ
10/17〜10/29
ブレッソン 特集上映 下高井戸シネマ
10/22〜10/30
東京国際映画祭
ガスヴァンサント 永遠の僕たち
ヴィム・ヴェンダース PINA 3D
11/5〜11/11
ワン・ビン 特集上映 オーディトリウム渋谷
11/19〜11/25
相米慎二 特集上映 東劇
12/3、12/6〜12/10
ニコラウス・ゲイハルター アテネフランセ

2011年9月3日土曜日

鏡の消失

少し遅れましたが、9月のカレンダーを作りました。予約番号は32887098です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は9/10まで。https://sites.google.com/site/bruckelucke/

今月は4枚の写真、3点のドローイング、テキスト(小説からの引用)を載せています。よければ印刷してみてください。

2011年9月2日金曜日

Anthony McCallのこの本、欲しい。ICCのLIGHT IN SIGHTという企画展に参加していた時に図書室で見て、すごく良い本だったのを覚えている。光や炎を扱い、空間を彫刻する。

インスタレーション、という言葉には軽さを感じるな。気持ちよい間隔で配置・構成する、というのではなく、彫刻家がノミで石を削るように、空気を削っていく。そのようにして空間と対峙すること。