2011年12月30日金曜日

その3

James FerraroのFar Side Virtual。

James Ferraroはいつも曲名が良くって、信頼している。コンセプチュアル、というか象徴上手なのかな。Google Poeises(グーグル詩)という曲が一番好きです。リゾートホテルのテレビから流れてくると、良い感じだと思う。

Mark FellのPeriodic Orbits Of A Dynamic System Related To A Knot。

Mark Fellのニュー。近年の電子音楽の中で、Mark Fellはかなり良いと思う。ジャケットを飾る、奥さんが庭仕事で傷つけてしまった指の写真も素敵です。名作、Multistabilityのアウトテイクなどが収録されています。Editions Megoは良いレーベルだなぁ。


2011年のベスト3は、
1.木下美紗都 - それからの子供
2.The Caretaker - An Empty Bliss Beyond This World
3.James Ferraro - Far Side Virtual
(今思うと、A Winged Victory For The Sullenはとりあげなくてもよかったかな。そんなに聞いてないです。)

曲のベストは、田中仮雄 feat D.K.X.OのLocal Distanceで決まり!

2011年12月24日土曜日

見たい、見る映画

オーディトリウム渋谷にて、サウダーヂのオールナイト上映。1/14にジャ・ジャンクーの世界を併映。
http://a-shibuya.jp/archives/2023

名前の無い男がとんでもなく面白かったワン・ビンの無言歌は、ヒューマントラストシネマ有楽町にて上映中。
劇場で観た予告編に震えました。今一番楽しみな映画です。
http://mugonka.com/


予告編が良いのは何故だろう。本編と予告編では自分の中の収まる場所が違っていて、比べられないような気もするけれど、予告編のほうが印象に残ることも多い。本編が物語や世界として在り、予告編は物や楔として在るからなのか。(予告編のその短さゆえに、長く続く本編よりいっそうフィルムのノイズ・その物質性を感覚する)
撮影や上映が完全にデジタルに移行すると、予告編の存在感も違ったものになるのかもな。

2011年12月8日木曜日

その2

木下美紗都のそれからの子供。

瀬田なつき監督の彼方からの手紙を見て、彼女の歌、音楽に魅せられ、すぐさまファーストアルバムを購入しました。以来ファンです。それからの子供は、蓮沼執太フィルのプレイヤーを交えてのセカンドアルバム。
このアルバムの中のセーラー、という曲が特に気に入っています。銃はひとりでに暴れだす、と歌うところで、ぐっと集中し緊張するように思う。これは、映画の中に銃を持った人物が現れるのと同じ効果だ、と感じました。言葉とそのイメージ、音がはなればなれになっていない。せめぎあい、認めあっているよう。
ライブもとても素晴らしかったです。発熱(傾斜していく心に 冷蔵庫の音が混ざる、という歌詞がある)、という好きな曲も聞けたし、それに続く曲は前述したセーラーで。感動しました。スチャダラパーの彼方からの手紙のカヴァーも楽しかった。
今年一番のアルバムです。おすすめです。

ライブの帰り、見に行って良かったなあ、と良い気分でいたんだけど、電車で寝てしまい、駅を降り過ごしてしまい…見知らぬところへ放り出されてしまいました。線路づたいに家を目指そう、と歩き出すも、住宅があったり田んぼがあったりで上手く行かず、遠回りをしたり線路の上を歩いたりしながら、なんとか二駅ぶん歩きました。へとへとのところ、24時間営業のファミレスがあったので、入店。コーヒーをおかわりしながら、朝まで本を読み、過ごしました。その日は、せっかくの一日が台無しになってしまったな、と残念に思っていたけど、今となっては良い思い出です。夜はけっこう明るい。

2011年12月5日月曜日

欠け

今月のカレンダーですが、作る気持ちにならず、もう辞めにします。今月まで作ればきりがよかったんだけど‥まあ、いいか。
今までプリントしてくれた方、気にしてくれた方、どうもありがとうございました。

2011年11月17日木曜日

その1

今年よく聴いたアルバム、印象に残ったアルバムを紹介します。

まずは、The Caretakerの"An Empty Bliss Beyond This World"。

古いSP盤のレコードの楽曲を編集し、効果を加えた作品。効果の加え方がいつもよりも穏やかで、気持ちよく聴けます。古くささも最近ぽさもあり、独特のムードがある。

続いて、A Winged Victory For The Sullenの"A Winged Victory For The Sullen"。

Stars of the LidのAdam Wiltzieと、ピアニストDustin O’Halloranによるプロジェクト。別プロジェクトではあるけれど、これまでのStars of the Lidのアルバムと同等に扱っていいアルバム。気分によっては、ピアノの叙情性がやや気になる嫌いがあるかも。
Steep Hills Of Vicodin Tearsという曲の、Vicodin、って何だろう、と思い調べてみると、アメリカで処方されている鎮痛剤で、ドラッグとしても扱われているもののようです。マイケルジャクソンはこの薬を過剰に服用していたみたい。日本にもいつか入ってくるのでしょうか。

2011年11月16日水曜日

VON SONO summer 2012

VON SONOの2012年、夏の服。page2の一枚目のこれなんて、すごくきれい。いいな。

幾何学的な模様をプリントした生地は、Jonathan SaundersやAnntianのようであまり目新しさを感じないし、自分の好みでもないけど(でも、ものによってはいいかも)、シンプルなものはいいな、と思うものが多い。グレーの帽子、ああいうの欲しいな。

久しぶりに昔のものを見返したけど、winter 2005など、写真も含めて好きです。
(VON SONOはBLESSとCosmic Wonderの中間のよう)

VON SONO
http://ingds.homeip.net/vonsono/


ジグソーパズル、完成しました。

2011年11月14日月曜日

ジグソーパズル

まだ少しだけだけど、ジグソーパズルを組み立て始めた。紺色にグレーのスプレーが吹きつけられたもので、特に模様も無いので、ちょっと難しいです。周りから作り始めて四辺がつながったんだけど、真ん中の空きかたが何だか不格好です。ひとつの島を大きくしていくように作ればよかったかな。そんな風に、途中のかたちも楽しみながらやっています。

2011年11月12日土曜日

2011年11月4日金曜日

セットリストにない曲

先週、1000s of catsのライブを見に行きました。
1曲目は立方体。足下にあったセットリストには書かれていなかったのだけれど、聴けてうれしいな、と思っていたら、終わった後に「草野くんが来たから演奏した」と言われました。感激。
1000s of catsのライブは今月の20日にもあります。shipyardsや恋はもうもくも出演します。
http://www.1000sofcats.com/

写真をたくさん撮りたい、と思っていたけど2枚しか撮らなかった。フラッシュを使うと邪魔になるかな、と考えたりして、いつもあまり撮れないです。

また、この日はいろいろと展示を見て回りました。Rathole GalleryへThea Djordjadzeを、Ando GalleryへRicarda Rogganを、YUKA TSURUNOへTim Barberをそれぞれ見に行きました。歩き疲れた。
この中ではRicarda Rogganが印象に残っているかな。今回のTim Barberの写真は、Yashica T4で撮ったものだそう。花代の展示も見たいと思っていたけど、場所を間違えました。hiromi yoshiiではなくhiromi yoshii roppongiだった。

ワン・ビンの「名前の無い男」と、アピチャッポン・ウィーラセタクンやペドロ・コスタも共に参加しているオムニバス映画、「世界の現状」を観に行きたいです。「名前の無い男」は絶対に観に行ったほうが良い予感がある。

コピュレイション・アンド・ミラーズ・アー・アボミナブル

廊下の遠い奥から、鏡がわたしたちの様子をうかがっていた。(深夜には避けられない発見だが)わたしたちは鏡には妖怪めいたものがあることに気づいた。そしてビオイ=カサレスが、鏡と交合は人間の数を増殖するがゆえにいまわしい、といったというウクバールの異端の教祖の一人の言葉を思いだした。

ビオイが思いだしていったのは、交合と鏡はいまわしい、だった。『百科事典』の文章ではこうである。それらグノーシス派に属するものにとっては、可視の宇宙は、幻想か、(より正確には)誤謬である。鏡と父性はいまわしい、宇宙を増殖し、拡散させるからである

ボルヘス - トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス

2011年10月31日月曜日

11月のカレンダーを作りました。予約番号は79471633です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は11/7までです。

A3よりもA4のほうが見栄えが良い気がします。A3で印刷する人は、その原稿をA4に縮小コピーするのもおすすめです。(ひとつ濃さをあげて)

どうぞよろしくお願いします。

Local Distance

田中仮雄 - Local Distance feat D.K.X.O (at 今夜が田中面舞踏会)

D.K.X.Oのラップ、すごくかっこいい!感動する。DISTANCE埋めるため歌ってみます、って本当にいい歌詞だな。
cariosさんもとても声が良くって、歌詞も良くって…(これは二人ともだけれど)。これからのアクションも楽しみにしています。

Local Distanceの詳細などはこちらを見てみてください。
http://squids.me/ (号外の絵がかわいい)

それから、D.K.X.Oが始めた新しいお店、Hi! I’m a SHOPもあわせてチェックを。
品揃えがユニークで、センスのあるものばかり。コメントも気が利いていて、とても好みです。

まわりの人たちがどんどん人気になっていって、とてもうれしい。
今の自分のことを考えると、少し悲しく、憂うつになるけれど、心をこめて少しずつやるしかない。
チェスタートンという人の言葉に、「世の中は、君の理解する以上に栄光に満ちている」というものがあるそうです。すごくいい言葉。

2011年10月13日木曜日

鏡としての月

一九四二年七月、ペドロ・エンリーケス・ウレニャはサントスの図書館で、バートンの手稿を発見したが、そこには、東方においてイスカンダル・ス・アル=カルナインすなわちマケドニアの双角のアレクサンドロス大王のものとされている鏡のことが書かれてあった。その鏡には全世界が映っていた。バートンはほかにも同じようなからくりの鏡—カイ・ホスルーの七重の盃、タリク・ベンセヤドがある塔で発見した鏡(『千夜一夜物語』第二七二夜)、サモサータのルキアノスが月の中に見ることができたという鏡(『ほんとうの話』第一部、第二十六章)、カペルラの『サテュリコン』の第一書でユピテルのものとされている鏡のような槍、《まるくくぼんだガラスの世界にも似た》マーリンの宇宙鏡(『フェアリー・クイーン』第三巻第二章第二十九行)—のことを述べて次のような奇妙な言葉をつけくわえている。「しかしながら、これらの鏡は(実在しないという欠点のみならず)単なる光学器械でしかないということだ。…」

ボルヘス - アレフ

2011年10月6日木曜日


遅ればせながら、10月のカレンダーを作りました。予約番号は72099177です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は10/13までです。

2011年10月4日火曜日

未明

夢の中で妹が詩を詠んでいた。時々はその場で考えながら。詩集は簡素なつくりで、どの詩も改行がなかった。一つの詩の題は「未明」というものだった。

2011年9月19日月曜日

鏡派

彼らは、…われわれの見るものすべて誤謬であることを論証するためにコリント前書第十三章第十二節(「今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧なり」)を引きあいに出した。

ボルヘス - 神学者たち
金曜日、フィルムセンターに映画を見に行きました。エプステインのアッシャー家の末裔と、ムルナウのファウストの二本。アッシャー家の末裔のほうが好みで、染色されたフィルムの色、映像がすごくきれいだった。屋敷の廊下の長いカーテンが揺れるのを、スローで映しているのとか良かったな。あと同じくスローで映していた、本棚の扉が開いて本がこぼれるように落ちていくカット、これがシャイニングのエレベーターの扉から血が流れ出るカットに似ていると思った。

帰りに強い雨に打たれる。

昨日と今日とで、ラングの死刑執行人もまた死す、リヴェットのMの物語、黒沢清の叫をそれぞれ家で見ました。どれも面白かった。

2011年9月14日水曜日

田中仮雄 - Local Distance feat. D.K.X.O

2011年9月7日水曜日

見に行きたい映画のメモ

9/3〜9/16
ソフィア・コッポラ SOMEWHERE/ロスト・イン・トランスレーション 目黒シネマ
9/9〜9/16
ガレル、ゴダールなど 世界の映画作家たちpart2 新文芸座
9/10〜9/25
デプレシャン、スコリモフスキ、ガレルなど 第15回カイエ・デュ・シネマ週間 日仏学院
9/13〜9/18
グリフィス、ムルナウ、ドライヤーなど シネマの冒険闇と音楽2011 東京国立近代美術館フィルムセンター
9/17〜10/15
ヘルツォーク 特集上映 下高井戸シネマ
9/17〜
ジョン・カーペンター ザ・ウォード 監禁病棟 銀座シネパトス
9/19
森﨑東 ニワトリはハダシだ/生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 新文芸座
9/30
モーリス・エンゲル 小さな逃亡者 アテネフランセ
10/1〜
瀬田なつき 5windows ジャック&ベティなど
10/8〜10/14
ワン・ビン 特集上映 オーディトリウム渋谷
10/14
テヴフィク・バーシェル 40㎡のドイツ アテネフランセ
10/15〜11/4
オゾン、デプレシャン、アサイヤスなど フランス映画の現在 シネマヴェーラ
10/17〜10/29
ブレッソン 特集上映 下高井戸シネマ
10/22〜10/30
東京国際映画祭
ガスヴァンサント 永遠の僕たち
ヴィム・ヴェンダース PINA 3D
11/5〜11/11
ワン・ビン 特集上映 オーディトリウム渋谷
11/19〜11/25
相米慎二 特集上映 東劇
12/3、12/6〜12/10
ニコラウス・ゲイハルター アテネフランセ

2011年9月3日土曜日

鏡の消失

少し遅れましたが、9月のカレンダーを作りました。予約番号は32887098です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は9/10まで。https://sites.google.com/site/bruckelucke/

今月は4枚の写真、3点のドローイング、テキスト(小説からの引用)を載せています。よければ印刷してみてください。

2011年9月2日金曜日

Anthony McCallのこの本、欲しい。ICCのLIGHT IN SIGHTという企画展に参加していた時に図書室で見て、すごく良い本だったのを覚えている。光や炎を扱い、空間を彫刻する。

インスタレーション、という言葉には軽さを感じるな。気持ちよい間隔で配置・構成する、というのではなく、彫刻家がノミで石を削るように、空気を削っていく。そのようにして空間と対峙すること。

2011年8月28日日曜日

今日もハルーン・ファロッキの映画を観に。観た三本とも質実で力強い、素晴らしい作品だった。まなざしに、ある美しさが漂うようだった。(中でも"この世界を覗く"が一番興味深く、面白く観れた)

2011年8月21日日曜日

階段はロシア語で女性名刺

今日は、心待ちにしていた木下美紗都さんのインストアライブに行きました。音楽からとんでみる以来、二度目。
歌う一曲一曲に、それぞれ一曲一曲のための気持ちを集めて歌っているような印象があった。はじめの緊張がある声・演奏も、そのあとのグルーヴのある演奏も、ほんとに素敵だった。
次は、9/25、代官山にてアルバム発売記念ライブ。サンガツと二組で出演というのも良いな。(木下さんはサンガツにあこがれ、HEADZにデモを送ったそうです)
http://www.faderbyheadz.com/


その後は早稲田松竹へゴダールの、映画史 選ばれた瞬間、ゴダール・ソシアリスムの二本立てを観に行きました。
映画史 選ばれた瞬間、ゴダール・ソシアリスムの順で、並べて観られて本当に良かった。さらに一昨日観た、右側に気をつけろから続きで観られたのも良かったです。
(映画史 選ばれた瞬間は2005年に映画史を再構成して制作され、そしてゴダール・ソシアリスムも2005年より構想をあたためていたもので、すぐ隣でつながっている近しい二作。また右側に気を付けろとゴダール・ソシアリスムはともにソニマージュ(映像/音像詩とでも言うのかな、ソン=音、イマージュ=映像)と言われるもの。それに加え、右側に気をつけろはジャック・タチへのオマージュで、ゴダール・ソシアリスム第一章の黄金の話はジャック・タチから聞いた話)

ゴダール・ソシアリスムは、皆観たほうが良いです。(映画館で映像を目に入れて、音を耳に、体に当てて、この映画を体験するのが良いと思う)明日も朝から観に行こうかと思っている。


ゴダール・ソシアリスムを観ていて、木下さんの新しいアルバムのタイトル、それからの子供、とゴダール・ソシアリスム第二章の子供たち(その後の子供たち)は関係があるように思えました。
見に行きたい映画のメモです。

〜8/19
ブレッソン ラルジャン バウスシアター
8/18〜8/20
ゴダール 右側に気をつけろ 下高井戸シネマ (8/19見に行きました)
8/20〜8/26
ゴダール ゴダール・ソシアリスム 早稲田松竹 (8/21見に行きました。映画史、ゴダール・ソシアリスムの順)(8/22見に行きました。2回ずつ)
8/23〜8/27
ファロッキ 特集上映 アテネフランセ(8/25見に行きました。この世界を覗く-戦争の資料から)(8/27見に行きました。監獄の情景/隔てられた戦争)
8/25
瀬田なつき あとのまつり オーディトリウム渋谷
9/2
ペドロ・コスタ あなたの微笑はどこに隠れたの? オーディトリウム渋谷
9/3〜9/16
ソフィア・コッポラ SOMEWHERE/ロスト・イン・トランスレーション 目黒シネマ
9/4
ジャン=マリー・ストローブ 特別上映 オーディトリウム渋谷
9/4・9/8
瀬田なつき あとのまつり ユーロスペース
9/9〜9/16
ガレル、ゴダールなど 世界の映画作家たちpart2 新文芸座
9/10〜9/25
デプレシャン、スコリモフスキ、ガレルなど 第15回カイエ・デュ・シネマ週間 日仏学院
9/13〜9/18
グリフィス、ムルナウ、ドライヤーなど シネマの冒険闇と音楽2011 東京国立近代美術館フィルムセンター
9/17〜10/15
ヘルツォーク 特集上映 下高井戸シネマ
10/17〜10/29
ブレッソン 特集上映 下高井戸シネマ

2011年8月19日金曜日

個人的抽象

ラテンアメリカ文学のアンソロジーを読了。
お目当てのフェリスベルト・エルナンデス"水に浮かんだ家"と、アドルフォ・ビオイ=カサーレス"パウリーナの思い出に"が素晴らしく良かった。

"パウリーナの思い出に"より
何年ものあいだ、ぼくはその夕方のことを思い出した。その後の孤独な日々よりも悲しい別離のときのほうが、パウリーナとともに過ごせたせいで、まだしも慰めが見いだせたので、あれこれ思い返しては、何度もそのときを生きたのだった。

あとがきより
「ビオイ=カサーレスのテーマはコスミックなものではなく、形而上学的なものと言えよう。つまり、肉体というのは想像上のものでしかなく、われわれはその幻影の圧政下に生きているのである。そうした中で、愛は特権的な認識であり、愛を通してわれわれは世界の現実だけでなく、自分自身の現実をも全体的、かつ明晰に把握することができるのである。つまるところわれわれは影を追い求めているにすぎないのだが、そのわれわれ自身もまたじつは影でしかないのである」(O・パス)

2011年8月11日木曜日

God Destroyer


God Destroyer良いです。少しGareth Hardwickのようなドローンアンビエント。
http://destroygod.blogspot.com/

2011年8月7日日曜日

explain

Brücke Lückeのサイトに、explain、説明する、というページを作りました。
https://sites.google.com/site/bruckelucke/

読んだもの、
ハーマン・メルヴィルの代書人バートルビー、アルフレッド・ベスターのコンピュータ・コネクション、アントニオ・タブッキの雲、佐々木マキのうみべのまち。

ペーター・ハントケの戯曲、カスパーを買った。
Stomachache.のTシャツを注文した。

red riverの投稿がどれも気になる。面白いです。
http://bytheredriver.blogspot.com/

2011年8月1日月曜日

8月のカレンダー、予約番号は05559897です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は8/8まで。https://sites.google.com/site/bruckelucke/

2011年7月10日日曜日

七、十二、八、この三つの数字を足すと二十七になる。

2011年7月5日火曜日

ネズヴァルは、女性には霊体になる力とそれを実行に移す手段が備わっているので、可能ならそれを活用する、つまりできることなら肉体を輝かしい形で分離、分解すること、そこから女性の新しい性的な魅力が引き出されるはずだと熱っぽく語った。そのあと、女性は解体可能な存在なのだ、と言って話を締めくくった。

- エンリーケ・ビラ=マタス ポータブル文学小史

(女性について、美術手帖、イザゲンツケンの評論とあわせて考える)
メモをなくさないように。

2011年7月3日日曜日

Sunsets & Other Colour Photographs by Ann Woo


Schnauzer PublicationsからAnn Wooの薄い作品集を注文した。Ann Wooは、好きで、気にしている写真家です。

Schnauzer Publications
Ann Woo

2011年7月2日土曜日

2011年6月13日月曜日

木の葉とノートの絵


fabre8710へstomachache.の展示を見に行った。ノートパッドに文字が書いてある絵と、木を葉のかたちに切り抜いた作品の2つがとても良かった。(5と10)
その2つだけが並んでいるところを想像する。欲しいと思った。


渋谷古書センターで1999年のSelf Serviceを買った。ページが張りついているところがあったけど、350円とお買い得。

2011年5月31日火曜日

Lücke

6月のカレンダー、予約番号は77138011です。期限は6/7まで。
今月はテキストなしです。コラージュなどを載せました。
https://sites.google.com/site/bruckelucke/

2011年5月14日土曜日

2011年5月3日火曜日

5月のカレンダー、予約番号は38662008です。期限は5/10まで。
https://sites.google.com/site/bruckelucke/

よろしくお願いします。

2011年4月9日土曜日

四月


花と、それを見上げる動作で、気分が変わる、気持ちが軽くなる。そういう気がする。
季節は春。

2011年4月2日土曜日

静かな日

枝の落ちているのを写真に撮り、その枝で弓矢を作って、ふたつを一緒に展示する。

2011年4月1日金曜日

4月のカレンダー、予約番号は69695893です。期限は4/8まで。
テキストはダグ エイケンのニューオーシャンより採りました。
https://sites.google.com/site/bruckelucke/

2011年3月26日土曜日

名前を尋ね、相手が自分の名前を声に出す。その瞬間が開けた場所で、景色がきれいだと、素敵かもな。(想像)
そんな場所を歩いていて、誰か、知っている人に、もう一度名前を尋ねたっていいと思う。
その人から名前が発表されるのを聞きたくなったら、名前を尋ねる。

2011年3月24日木曜日


invisible waves、今から見ようかな。ノイが自分の名前と子供の名前(ニド)を教えるところ、声も含めすごく好きです。

2011年3月19日土曜日

鏡の国の橋と空白

カレンダーに載せるかもしれなかったけれど、そうならなかった写真や絵をまとめた小冊子を作りました。1 2 3月と全て印刷してくれている方に配ろうと思います。希望する方はunderstorytree at gmail dot comまで連絡をください。
 カレンダーを印刷していないけれど欲しい方、 ジンや写真と交換もいいな、と思っています。いないかもしれないけれど、気軽にメッセージいただけたら。

2011年3月18日金曜日

昨年の日本でのライブも素晴らしかったgrouperが、共にA I Aと題された2種類のレコードをリリースするようです。それに先駆け、JAPAN SUPPORTとして特別なセットを販売(しかし15分ほどで完売したもよう)。https://sites.google.com/site/yellowelectric/Grouper/

2011年3月1日火曜日

Brucke lucke

3月のカレンダー、予約番号は81267642です。期限は3/8まで。
どうぞよろしくお願いします。
Brucke lucke
買ったもの、
Thumbsuckerの写真集
coyote、ホンマタカシのポートレート特集号

読書、
群像で多和田葉子の連載、岡田利規の短編などを読む。岡田利規の文章を初めて読んだけれど、とても良かった。他にも読みたい。今はエンリーケ ビラ マタスのバートルビーと仲間たちを読んでいる。サリンジャーなど、文章を書くことをやめてしまった作家たちについて考察する小説。
この作者のポータブル文学小史、平倉圭のゴダール的方法を予約し、取り寄せてもらっている。

音楽、
Sun City GirlsのGum Arabic、Shuttle358のUnderstanding Wildlife、Honest JonsのコンピレーションOpen Strings(1920年代頃の中東のSP盤を集めたもの、現代の音楽家の返答の2枚組)、WerkbundのNeue Rungholter Tänzeなど。それぞれ良く、これからたくさん聴きたいと思います。

朝には今月のカレンダーを発表します。

2011年2月18日金曜日

2011年2月6日日曜日




スヌーピーのステッカーを貼ってるの、かわいいな。

反射と透過

NADiffでの川俣正の展示、Field Sketchがとても好みでした。色かぶりや退色した色が美しかった。アーティストトークを聞きに行きたい。
宙吊りの部屋、ファウンド・オブジェクツ、反射と透過。3組の作品集の名前が、それぞれ合っていて、良い名前だと思う。



Sonic Youthの新譜、SYR 9 Simon Werner a Disparu。ジャケットも内容も良い!
赤い千鳥模様のジャケットのSYR1に収録されているAnagramaという曲がすごく好きなんだけれど、この曲に近しい楽曲が多い気がする。このアルバムは全体を繰り返し聴けそう。(Sonic Youthのアルバムは、あまり全体を通して聴かない)
Sonic Youthのアルバムのなかでも一番好きかもしれない。映画のサウンドトラックで、この映画も見てみたいな。

2011年1月27日木曜日

モレルの発明

何だかモレルの発明をまた読みたい気持ちになっている。

2011年1月25日火曜日

2011年1月2日日曜日

1月のカレンダー、予約番号は 68981455 です。1/8まで。
印刷の方法 • セブンイレブンのマルチコピー機で、ネットプリントの項目を選択する。予約番号を入力し、印刷する。(20yen - 100yen)

あけましておめでとうございます。