2009年11月5日木曜日

いつのまにか外、雲を見ていたの

という歌詞の曲があって、好きな1000s of catsのrippotaiという曲です。

アメリカではお墓参りをする習慣があまりないそう。墓地は静かにもの思いにふけるのにいい場所だ、とある作家が言っていました。
作家とその旦那さん(旦那さんも作家)のお墓に墓石が建てられる前日、夫の場所から草をちぎり、自分の場所から草をちぎり、それをくわえて寝そべって過ごしていたら、そのうち、じきに死や生のことなどすっかり忘れて、ただぼんやりと空を眺めていたそうです。そして、ふと気づいたら草を呑み込んじゃっていた、という話。

自分にとっては、この話とrippotaiは、同じような空気だなあ、と思う。ぼんやりして、どこにもついていない宙ぶらりんな感じ。
前にも書いたけど、世界から抜け出してしまったような感じがします。


立方体 知る前に 二人は流れたの 信じるものは何なの また雲流れたの
踏んでしまったらもう もどらないの いつのまにか外 雲を見ていたの
立方体の前なら まだ伝えられるの あなたの知ってた 花の名前教えてよ
踏んでしまったらもう もどらないの いつのまにか外 雲を見ていたの 雲を見ていたの

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