2012年11月1日木曜日

CARIOS & DKXO - Winternet Archive @田中面舞踏会


この動画、見逃していた‥!2012年3月31日のライブ。
この曲で初めて、融雪装置、という言葉を知りました。融雪装置が一番元気なこの街。街を端的に言い表し、捉えていて、ただならないセンスがあると思う。音の運びも面白くて、好きなリリックのひとつ。

もうすぐ冬ですね。

2012年10月8日月曜日

枝のような手の影

二本の指を壁に突いて置くと、影が枝のようになった。

2012年9月23日日曜日

逡巡

逡巡は100兆分の1を表す単位とのこと。ためらいと100兆分の1が一緒にいて、面白いと思う。

逡巡 - Wikipedia

撮影者の思案

柴崎友香のわたしがいなかった街で、を読了した。

隣の家が駐車スペースを取り壊したために、自分の家の横側を、新しい角度から、広く見られるようになった。まだずいぶん隠れているけど、屋根やフォルム、窓の配置などを初めて捉えることができ、新鮮に思う。壁をベージュに塗り替える前に(以前は風化した薄いグリーンだった)見たかったな、とも、今、写真を見ながら思う。


2012年7月26日木曜日

緑青

緑青を作るには、葡萄の酸を銅版に注いで腐食させてやる。こうしてできた緑青が、こんどは緑の塗料原料として欠かすことができなくなる。滅びを表象するのに、一般の場合、この腐食という概念ほど適切なものもないものだが、しかし、逆に緑を色として見る場合、緑の観念ほど人生の豊饒を目も絢に示唆する色もないだろう。緑こそは、万象を孕む《自然》そのものの奇しき印形ではないのか?

ハーマン・メルヴィル - ピエール

2012年7月15日日曜日

シルビーナ・オカンポ、鏡の前のコルネリアを読んだ。自死を望むコルネリアが鏡のなかの自分、女の子の幽霊、泥棒、建築を学ぶ学生と順に話す。ハーマン・メルヴィルのピエールを読み出す。

ノート
・一階、中二階、二階。
・壁を建て、窓をつくり、枕を置く。Y字の木の片方の枝葉、花が覆い被さる。

2012年6月27日水曜日

昨晩、夢の中で呪いをかけられた。目が覚め、ああ、呪いってあるんだな、と実感して、寝返りをうち、壁側を向く。背中はドアのほうを向いていて、その方から金縛りにあった時のように幽霊(か何か)の気配を感じる。何かが右肩に向かってくるイメージがあり、右肩が少し重くなったような気がした。やはり金縛りにあった時のようにあまり気にせず、多少のざわつきを抱えながらも寝るよう努めて、そのまま寝た。起きて右肩に手をやり、何ともないことを確認するも、呪いはある、と実感したその経験は確かなもので、本当にある、と思ってもいいくらいです。

観てすばらしかった映画。最後の賭け、恋ごころ、刑事ベラミー、ブロンド少女は過激に美しく。ポーラXも久しぶりに観直し、面白く観れた。主演の二人が交わり、絡む髪や腕がどちらのものかわからなくなってしまうのを観て、朝吹真理子のきことわを思いだした。


二日前くらいに考えた小さな話。部屋、寝室の壁にかけている服におばけが入りこんで、その部屋の人にコンタクトをとろうとする。けれど、気づかれなかった。おわり。

2012年6月11日月曜日

LIGHT THROUGH WATER

久々に作ったTシャツがHi! I'm a SHOPに入荷されました。色はグレーと白、サイズはXS、M、L(身幅約45cm、48cm、51cm)の3種類。2000円です。直接の購入もできますので、お店にないサイズが欲しい方は気軽に連絡してください。どうぞよろしくお願いします。

(Tシャツについて)
Tシャツの横、裾部分にはLIGHT THROUGH WATER ⑥ 2012  Brücke Lücke、と小さくプリントしています。© 2012、とコピーライトを印すように⑥ 2012。いつのものなのか少し詳しく、2012年6月のTシャツだということがわかるのもいいかな、と思って。
胸には二つの立体をプリントしているけど、始めはこの中を染色して水を入れるつもりで、それでLIGHT THROUGH WATER、という名前にしていました。しかしあまり上手くいかず…。染色するのはやめました。そうなるとLIGHT THROUGH WATER、という言葉は浮いてしまい、LIGHTもWATERもきれいな言葉で、それがかえってしゃらくさくて。でももう版を作ってしまっていたし、後戻りはしませんでした。作った後もこのことを、うーん、と考えていたんだけど、LIGHTという言葉と、THROUGH WATERという言葉に分けてみると、Tシャツは、着れば光があたるし、洗濯をすれば水を透る、乾かすのにまた光があたる。TシャツがTシャツを全うするのに不可欠なことでもあるな、と今では強引に思っています。

そういったわけで、ぜひ着てほしいです。

同じく今回入荷されたNANOOKのバッグ開発くんのスケートデッキもチェックを。おつゆちゃんのTシャツももう発売されているようです。

2012年6月5日火曜日

スリ


この写真のグレン・グールド、まるでロベール・ブレッソンの映画の人物みたいだと思った。
ロベール・ブレッソンのスリという映画には、奇術師で以前本物のスリだった人がそのままスリの役で出てきます。タクシーに乗り込む人から財布を盗むシーンなど惚れ惚れするほどの手際で、単純に魅力的に思う。
秋には白夜という映画のニュープリントがユーロスペースで公開予定とのこと。

2012年6月1日金曜日

6月のカレンダー、予約番号は75211106です。セブンイレブンのマルチコピー機でネットプリントを選択、予約番号を入力し、印刷する。期限は6/8までです。 https://sites.google.com/site/bruckelucke/
写真を6枚載せています。
6月はTシャツも作りました。こちらの詳細はまたあらためて。

 明日は福岡市総合図書館映像ホールへヨーロッパ映画特集を観に行く予定。オリヴェイラのブロンド少女は過激に美しくと、アンゲロプロスのエレニの旅。映画を観に行くのは久しぶりで、楽しみです。リヴェットの恋ごころも絶対観に行く。 http://www.cinela.com/schedule/jsch246europe.htm

2012年4月6日金曜日

買ったもの

建築と日常 No.1

エルフレーデ・イェリネク - ピアニスト
作家の自叙伝的な作品だそう。ミヒャエル・ハネケの同名映画の原作。

Anthony McCall - Elements for a Retrospective,1972-1979/2003-
ICCの企画展、Light in Sightに参加していた作家の本。ICCの図書室で見て、ずっと欲しかったものを手に入れました。Water Tableと名付けられた初期の写真作品が、榎倉康二さんの写真にすこし似ている。70年代の現代美術、写真をたくさん見てみたい。

アシックスのランニングシューズ

フランソワ・トリュフォー - 私のように美しい娘
ジョン・ヒューストン - マルタの鷹
ジョン・ヒューストン - キー・ラーゴ
3本ともビデオ。安かったこともあり購入。

4月


今月は久々にカレンダーを作りました。予約番号は 56982286 。(もう期限は明日までだけど)
誕生月だからか、4月は少し特別さのある月です。四月影会、という写真のグループが中国にあるそうだけど、いい名前だな、と思う。

去年の4月9日の投稿に、「花と、それを見上げる動作で、気分が変わる、気持ちが軽くなる」と書いてあった。

2012年3月10日土曜日

3月に観た映画

マキノ正博 - 風雲児信長 (1940)
山中貞雄 - 丹下左膳餘話 百萬両の壷 (1935)
オーソン・ウェルズ - 審判 (1963)
ヴィリー・フォルスト - ブルグ劇場 (1936)
ジョン・フォード - ハリケーン (1937)
ジャン・ユスターシュ - アリックスの写真 (1977年)
ビリー・ワイルダー - 失われた週末 (1945年)
ピーター・シーガル - 50回目のファーストキス (2004年)
アンドレイ・タルコフスキー - サクリファイス (1986年)

最近アラジンの魔法瓶にコーヒーを入れて映画のお供にしています。審判は悪夢のようで特に合う。
デヴィッド・リンチのツインピークスはオーソン・ウェルズの審判の影響が大きいのでは、と思った。

2012年2月14日火曜日

蓮沼執太×山田亮太 《TIME》 preview


この曲、良かったな〜。作曲は木下美紗都さんだそう。


この日(11日)は榎倉康二さんの写真展、蓮沼さんのライブ、マキノ雅弘さんの2本立てをそれぞれ観に行きました。

榎倉康二さんの写真展は作家宅内に設けられたスペースでやっていて、写真が正しいところにある、というと言い過ぎかもしれないけど、素直に観られるようでとても良かった。この空間やテーブルも、写真の中に登場しうるんだな、と思ったりする。予兆のシリーズや、木と木の間に壁を作った作品の写真などが飾られていました。本当に行って良かった、素晴らしい展示でした。

2012年2月12日日曜日

2月に観た映画

イタール・イオセリアーニ - 四月
イタール・イオセリアーニ - 蝶採り
ボリス・バルネット - レスラーと道化師
ボリス・バルネット - 帽子箱を持った少女(ピアノ伴奏つき)
マキノ正博/稲垣浩 - 血煙高田馬場
マキノ正博 - 次郎長三國志 次郎長賣出す
マキノ正博 - 次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
マキノ正博 - 清水港の名物男 遠州森の石松
マキノ正博 - 日本残侠伝
マキノ正博 - 赤城の血祭

帽子箱を持った少女を観て、あらためて映画の中の重力、地に足が着いていない状態(サスペンス、宙ぶらりん)について考える。滑ったり、転倒したり、逆さまにひっくり返ったり、足だけが画面の上からぶら下がったり、体が重力に反した格好になったり…こういった様を見るのが楽しみで映画を観ている部分があるなぁ。非日常への扉の鍵として作用していると思う。
また、もともと映画は見世物小屋として在ったことを思う。レスラーと道化師もそうだけど、ぱっと思いつくあたりでは、魔術師、引き裂かれた女など(あげていくときりがない)、映画にはサーカス・見世物小屋の世界が寄り添っている。

2012年1月27日金曜日

無言歌を観に行くも、満席で入れず…予定を変更し、明日行くつもりだった裕平さんの展示へ。かなりの見応えで、目があっちこっちに動く。ドローイングと木材の立体/構造体が良かったなぁ。

その後写美の展示へ。ブラッサイのオートモビル・クラブから見えるコンコルド広場のオベリスク、という写真がすごく好みだった。平倉圭さんと倉石信乃さんの対談はめっぽう面白く、興味深かった。写真における複数の<姿勢>について。

平倉圭さんは、ジュンク堂のポッドキャストでゴダールについて話していて、それも面白いですよ。おすすめです。
評判の著書、ゴダール的方法を全部読みたい。
明日はワン・ビンの無言歌を観に行き、その後写美へストリート・ライフ ヨーロッパを見つめた7人の写真家たちを観に行きます。後者は倉石信乃と平倉圭の特別対談もあり、楽しみです。 http://goo.gl/etnd6 http://goo.gl/AFYbc
明後日は、早稲田松竹にロベール・ブレッソンのスリとラルジャンの二本立てを観に行こうかな。

3331 Arts Chiyoda内にあるisland MEDIUMにて、齋藤祐平さんの展示が始まっています。2/19まで。これも明後日行こうかな。
http://islandjapan.com/action/120126_myakuraku.html


直したいこと。会話の中で、普通に受け答えすればいいところで笑いながら受け答えしてしまうことがあって、そうしてしまった後に嫌な気持ちになる。

2012年1月7日土曜日

1月に観た映画

天国からきたチャンピオン
沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇
ドクトルジバコ
リトルミスサンシャイン
嵐が丘
甘い罠
Somewhere
シングルマン
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
主婦マリーがしたこと
アウトレイジ
引き裂かれた女
最後の賭け
悪の華
白いリボン
哀しみのトリスターナ
知りすぎていた男
舞台恐怖症
仕組まれた罠
ラルジャン
スリ
トロピカルマラディ