昨日、幼稚園か小学校低学年のころに遠足で行ったほうへ向かって散歩した。上半分が取り壊され、建物ががれきを載せた格好になっている競艇選手の宿舎を、塀越しや防音シートの隙間からのぞく。中に侵入してみたい。
途中で「梅林公園」という標識があり階段の方を指していて、そちらへ向かうことにする。階段にハエがたくさんたかっていて途中走って駆け上るも、かえってハエが身体に当たって逆効果のような気もした。小高い山にあるその公園は、遊具があるような公園ではなく、別段何もない場所だった。黄色い花が一面に咲いていて桜の木が少し植わっているも、放ったらかしの鬱蒼とした雰囲気もあり、憩いの場所にはならなそう。でも個人的にはちょっと良い場所だと思った。桜の木が無いところでも、風が吹くと花がひらひら落ちてくる。一度他の木に引っかかったものが落ちてきているようだった。桜の花が、他の植物の上に模様のように載っているのも面白かった。うろうろしながら写真を撮っていると、道のない斜面を人が登ってきて驚いた。下を向いて何かを探しているようだった。前日は雨だったので筍だろうか。そのおじさんを気づかれないように遠くから写真に撮り、公園を後にした。
帰りに、枯れた植物が歩道の真ん中に落ちていて拾う。安井仲治の、花を静物のように撮った写真が良く、それを思い出したので。松の葉を拾い、破れた競艇の舟券も拾う。道路脇の植栽の上に、ジョギングする人がかぶるようなアディダスのピンク色の帽子が落ちていて、それも拾って持って帰る。枯れた植物、松の葉、舟券、ピンク色の帽子という謎の装備で、すれ違う人から見るときっと変だろうと思う。
ピンク色の帽子はきれいに洗ったけど、使うことは無さそう。夜、曇っていて皆既月食は見られなかった。
2015年4月5日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿