2015年8月14日金曜日

畠山:自分一人でモヤモヤと考えを巡らしているだけじゃ不十分で、気持ちを文章に書いてみたり、人と話してみたりすることにはポジティブな部分がありますよね。最近はSNSなんかで大量の情報が本当にスピーディーに行き交っていますけど、ゆっくり喋ってみることで生まれる言葉や意味が絶対にあるんですよ。そうすることで窮屈な概念と概念の間に少し隙間が生じてきて、空気が流れ始める。そうやって頭の熱が少し取れるんです。

畠山直哉のゆっくり考えるススメ「写真家は過去と付き合う仕事」 http://www.cinra.net/interview/201508-hatakeyamanaoya




落ちている 鳥の羽根拾う いつからか 髪を撫でるよう 水の中

人目を避け 濡らしたティッシュで 膝を拭う
地面も植物もカチカチに凍っている 階段を降りる

20円の 端材を使って 箱作る

セーターの 穴に出入りするリスの 集める椎の実 裾からこぼれる

盆休み フィルムの現像 もう少し先

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