2014年12月10日水曜日

四十八茶、百鼠

図書館の帰り道、灰色の鳥の羽根が落ちていたので顔を近づけてみると、文字が書いてある。汚れたストラップだった。

映画監督の曽根中生の自伝を読んでいると、「非人」とされていた人の着用する着物について書いていて、水色やグレーの着物を着用していたそう。白い着物は着ることが出来ない。

渋染(柿色)は,中世からの偏見で血の色を表しているとして恐れられ,平人とは違った修験者(山伏)・悪党(無法者),検非違使(警察)たちが着たり,また犬神人のような下級神人や従者とか,あるいは乞食・「癩者」(ハンセン病)の着衣の色でした。

また,藍染・浅葱色・薄灰色などは青衣とよばれ,あの世の亡者・死人とか,乞食・「癩者」とか,従者・召使などの色とされてきました。そして,渋染(柿色)・藍染は「ひ人」の着衣や芝居小屋の幕,遊女屋の暖簾,あるいは牢獄に入れられたときの罪人の獄衣の色とされました。

「渋染一揆」再考(7):染色
http://existenz.seesaa.net/article/310455529.html


この記事が面白かった。浅葱、水浅葱という色に興味がわく。無数のグレーを百鼠と呼ぶのも面白い。

染色に使おうと、公園で大量にどんぐりを拾った。あとこちらで藍の種をわけていただこうと思い、封筒を用意した。

0 件のコメント: